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花菖蒲栽培暦

     初姫

5月


今月の花菖蒲

新葉がどんどん伸びています。中旬頃には早生種の蕾が見え、いよいよ開花の季節に入ります。
5月中旬の株の様子。花咲き品種は蕾も上がってきています。 光に翳すと蕾が見えます。 今年の一番花”桃姫”が咲きました!淡いピンクの中輪花です。




今月の作業

今月行った方が良い作業を紹介します。

水遣り
この時期の水切れは、花に大きな影響を与えます。用土がカラカラに乾かないように水やりをしましょう。先月につづいて小さな鉢(4号ポット程度)の場合は腰水で育てたほうが安心です。もちろん水遣りがしっかりやれる自身のある人は必要ありません。

肥料
花時に肥料分が残っていると、花が上手く開かないことがありますし、花色にも影響があるようです。液肥を与える場合でも、蕾が大きく鳴り出したら止めるようにしましょう。
植替え
先月と同様、昨年から育てている株は行いません。この時期に根をいじると満足に花が咲かなくなります。植替えや株分けは花後直後に行うようにします。園芸店で花付きの株を購入した場合、鉢が小さければ一回り大きな鉢にそのまま入れて鑑賞しましょう。
消毒
先月に引き続き1ヶ月に1回くらいの割合でオルトラン粒剤をやりましょう。夜盗虫やメイチュウ被害の防止になります。少しの手間を惜しんだばかりに花が見られなくなるのは、とってもショックですよ。夜盗虫は大きくなると薬が効かなくなりますので、夜に懐中電灯片手に虫取りをしても良いです。ナメクジも大敵です。ぐんぐん伸びてる新芽を食べられてしまいます。誘殺剤を蒔けば簡単に駆除できます。ナメクジの誘殺剤は水に濡れると効力がなくなるものもあります。雨の降る恐れが無い日の夕方に撒くと効率よく駆除できます。飲み残したビールを置いておく(散布しちゃダメですよ)のも良いみたいです。
花菖蒲は、どちらかというと虫害よりも病害の方が怖いです。特に最近全国的に発生しだしたリゾクトニアという病気は要注意です。リゾクトニアは春の発芽後から花時頃に多く発生し、最初中心の葉が黄色くなり次第に回りの葉に広がって枯れてしまう恐ろしい病気です。うちでもいくつかの株に発生し、絶えてしまったものもあります。予防の殺菌剤もあるようですが、あまり効果は期待できないようです。環境を良くして病気にかからない丈夫な株に育てることが一番かもしれません。
リゾクトニアにかかった株。横の元気な芽にも伝染し、株全体が枯れることもあります。
実生株の管理
芽が出揃いました。このまま液肥を与えながらしばらく育て、六月上旬頃に2号ポットに植え替えます。

その他
花が咲き終われば株分けや植替えが出来ます。極早生品種や花が咲かなかった株は順次植替え株分け作業をしていきましょう。作業方法は、来月のところで詳しく説明したいと思います。昨年の”花菖蒲の四季”のところでも説明いていますので、そちらもご覧下さい。




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