| 花菖蒲栽培暦 |
![]() 空蝉 |
1月
今月の花菖蒲
| 系統により若干葉の残っているものもありますが、多くの品種は葉もすっかり枯れて、暖かくなりだす2月中旬まで動きはありません。 | |||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 枯れた葉を切った状態。枯葉は春に芽が伸びだす時に邪魔になるので必ず切ります。切った葉は、土に混ぜたりすると連作障害のもとになりますので、燃やすか廃棄しましょう。 | 葉が若干残っている株もあります。この株は、キショウブとの交配種”花月夜”。キショウブと交配した雑種系の品種は、キショウブの性質を受け継いでいるため冬になっても葉が枯れにくいです。 | 地際では、すでに来年の芽が控えています。この芽は硬く締まっていて、霜に当たっても害はありません。 | 年によっては雪が積ることも。雪は、以外に保温性があるし、水やりの手間も省けて助かります。 |
今月の作業
今月行った方が良い作業を紹介します。
| 水遣り 鉢植えでは、冬季無雪地帯で雨があまり降らない時は、水遣りが必要です。極端に乾燥しないよう気をつけましょう。地植えでは特に必要ないと思います。 |
|
| 肥料 厳寒期のこの時期、花菖蒲は休眠していますので必要ありません。夏から秋にかけて施す固形肥料作りには最適の時期です。花菖蒲の肥料は化成肥料でも充分だと思いますが、こだわる人は是非!作り方は下記を参照してください。 |
|
| 植替え この時期に行う寒芽分けという方法があるらしいですが、普通はやりません。寒いから大変だし、花菖蒲も寝てますからそっとしておきましょう。 |
|
![]() |
不織布掛け 日本原産である花菖蒲は、寒さに強く培養土が凍ってもなんの支障もありませんが、霜柱によって挿してある品種名の名札が抜けてしまうことがあります。品種名はとっても大事です。名前が無いことで楽しさ半減です。名札が抜けてしまわないように、深めに押し込んで上から不織布を直接被せます。不織布は、とっても軽いので植物に何の影響もありません。ビニールのような通気性の無いものは良くないので気を付けます。 |
![]() こんな土。半年寝かせて熟成させます。 |
培養土作り ハナショウブは、蘭や山野草のように特殊な用土が必要な訳ではありません。庭土や畑の土でも充分育つ丈夫な植物です。ウチでも、昨年は赤玉土とバーミキュライトを7:3で混ぜた用土、一昨年は市販の安い培養土で育てました。今年はちょっと凝ってみようと思い、冬の間に花後の植替え時に使う培養土を作ってみようと思います。 使う土は、畑土:赤玉土:腐葉土:バーミキュライトを4:3:2:1の割合で混ぜて作りました。腐葉土は若干の有機質を補うため。バーミキュライトは水持ちも良くするためです。基本の土は赤玉土だけでも良いのですが、高くつくので畑土を混ぜてます。 ポイントは肥料分があまり無い土を使うことです。花菖蒲は花後の6月下旬〜7月上旬の暑い時期に株分けを兼ねた植え替えを行いますが、この時肥料分のある用土に植えると根着きが非常に悪く、枯れてしまうことさえあります。肥料分には気をつけましょう(腐葉土に含まれる肥料分は、微々たるものですので、気にしなくても大丈夫だと思います) もうひとつ、花菖蒲は連作を嫌うので、一度アヤメ科の植物を育てた用土は使用しないことです。使いまわしが出来ないのが難点です。煮沸や焼くことで再使用出来るようですが、用土が大量になると一般的ではないですよね。とりあえずウチでは、違う植物に使うことにして毎年用土を準備しています。 ウチには鉢植えだけで400ポットくらいあるので、作る培養土の量もハンパじゃなくて大変です。とりあえず肥料の大袋で10袋分作りましたが、たぶん足りないでしょう・・・足りない分は、昨年と同じ赤玉土にバーミキュライトを混ぜた即席培養土使うつもりですが、用土の違いで生育がどれだけ変わるのか観察するつもりです。 |
![]() 昨年作った固形肥料。 |
肥料作り こちらも面倒ならば市販の化成肥料や有機質肥料を使用すれば問題ありません。化成肥料だと効きが強くて心配、でも有機質肥料は高いってことから自分で作るようになりました。主原料は、葉を育てる窒素分が主成分の油粕と、花や実に効くリン酸分が主な成分の骨粉です。どちらも大袋で買います。油粕はたいした値段ではありませんが、骨粉はピンからキリまでいろいろ。僕は、20kgで1000円ちょっとくらいの安い中国産のものを使ってます。自分で作ると割と安く出来ますが、油粕と骨粉の固形肥料って買うと高いんですよね。大量に使うウチでは、大事な作業です。 で、実際の作業は以外と簡単で、油粕と骨粉を水で練って固めるだけです。油粕:骨粉を7:3くらいで混ぜて、それに水を加えたものを、ビニールを敷いた育苗箱等詰め、雨の当たらないところに置きます。箱に詰めた時に板等で切れ目を入れておくと、あとで割って使うのに便利です。数週間のうちに発酵・熟成をし、表面にうっすらとカビが生えて乾燥したら出来上がりです。ビニール袋などに入れて濡れないように保存します。 あと、この作業は必ず厳寒期に行いましょう。春から秋にかけて作ると、発酵熟成する時に強烈な悪臭を放つし、ハエも大発生しますよ。大変恐ろしいことになりますので要注意です。冬に作っても若干匂いはありますが、それほど気にはなりません。 |
| 花菖蒲栽培暦 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
| home |