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秋の庭’2000 vol.2

秋の庭の中でたくさん咲いた大文字草と彼岸花だけを集めてみました。



大文字草の仲間達

大文字草の名の通り、”大”の字に花が咲く山野草です。通常は白い花を咲かせますが、淡いピンク色の個体が発見されてから、品種改良されてカラフルな品種が多く出てきました。以前は繁殖を株分けのみに頼っていたため希少品種はとっても高価でしたが、現在ではバイオ技術により大量繁殖されているので、とっても安価で手に入れることが出来ます。性質は一言で言って暑さに弱いってことでしょうか。もともと山奥の薄暗くて水が滴るような岩場に自生しているので、平地で育てると夏の暑さで枯れてしまうこともあります。暑さの厳しい地域では、水石で作った鉢に植えたり、直接ケト土で水石に貼り付けたりすることで容易に夏越しが出来ます。うちでは小鉢植えのものは完全な日陰で、水石に植えたものは半日陰で育てています。ここ何年かかけて集めた華麗な品種達と、うちでタネから育った株を紹介します。

実生4株
大文字草は、タネから簡単に増やすことが出来るし、変異も大きいのでとても楽しい植物です。この4株は花後に出来たタネを蒔いてみたら出てきた株です。難しい交配作業も何もしていませんが、普通の白花から濃いピンクの花まで様々な花色のものが咲きます。うちでは、肥料負けして枯れるのが怖くて無肥料で育てているため、そんなに大きな株には育ちませんが、これはこれで風情があって良いものです。
00.10.25new!
桃弁慶
とても大輪の花を咲かせる淡いピンクの品種。花弁に切れ込みが入り豪華です。うちにある大文字草の中では一番の早咲きです。00.10.25new!
七変化
最初淡いピンクから淡い緑へと花色が変化する品種。大輪ですが花茎があまり伸びないため、こじんまりとしています。00.10.25new!
かぐや姫
花びらは大文字草特有の”大”の字ではなく、五弁とも同じ長さになっています。パステルピンクの華やかな品種です。今年買ったばかりの株です。00.10.25new!
羽衣の舞
花びらの数が多い多弁花の品種。小輪ですが花付きがとっても良く、愛らしい品種です。00.10.25new!
あかね
濃ピンクの品種。たくさんの大文字草が咲いている中にあっても、とてもよく目立ちます。00.10.25new!
精紀
弁先が白くなるショッキングピンクの品種。とても艶やかです。昨年、高山へ遊びに行った時に朝市で買いました。00.10.25new!
緑王
淡い緑色の品種。大輪で幅広の花弁ですが、とても落ち着きのある品種です。00.10.25new!
緑王の実生
緑王に出来たタネを蒔いたら、同じような花色の株が出ました。親によく似た花形と花色の個体。00.10.25new!
大文字草は、こぼれタネで増えやすいのも特徴です。この株はコアニチドリの鉢に生えた株。先住民のコアニチドリはどこかに行ってしまい、大文字草だけが大株になってしまいました。00.10.25new! この株は大きな水石の鉢にプリムラ等と一緒に植えたもの。本来は日陰を好む植物ですが、石鉢に植えたり石付けにしたりすると、日向でも元気に育ちます。00.10.25new! 幅15cm程の水石に植えた株。少量のケト土を練って石に貼り付けただけですが、小さいながらもちゃんと咲きます。クロタマホシクサ、イヌダテ、シダ等が勝手に生えて、とっても良い雰囲気になっています。00.10.25new! 青鎧
花びらが無くなってシベとガクだけになった花。ガクの緑が目立つ変り花です。
00.11.28up!

淡いピンクの花弁の元が濃くなる八重咲き品種。丈夫で、とても大柄な株になります。00.11.28up!
光琳
極淡い桃色の品種とても優しいイメージの品種です。00.11.28up!
火の鳥
遅咲きの濃い赤色の品種。花茎も真っ赤です。00.11.28up!
瀬戸の輝
今年買った細弁で多弁の大輪種。一茎一花の変わった咲き方をします。00.11.28up!
てまり
小型の品種。細い花弁は、まるで花火のようです。00.11.28up!
白糸の滝
とっても有名な白八重咲きの品種。うちにある大文字草の中では、もっとも遅咲きの品種です。暑さにも強く、丈夫でよく増える品種です。
00.11.28up!







彼岸花の仲間達


秋の彼岸頃に咲く彼岸花の仲間をリコリスと言います。どの種類も時期になると葉も出さずに突然花茎だけを伸ばし花を咲かせます。いくつかの品種を除いて、わりと寒さにも強く、うちでは霜があたる場所に植えてありますが葉はなんともありません。普通の赤い彼岸花は9月下旬頃が開花期ですが、いろんな品種を植えると7月の終わり頃から10月まで花を楽しむことが出来ます。彼岸花の仲間は年によって咲いたり咲かなかったりと、少々気難しいところのある植物ですが、今年は思いのほか彼岸花の仲間が多く咲いているので、別コーナーにしてみました。

釣りに行った時に道路脇の林中に咲いていた彼岸花。この辺りでは、いたるところで彼岸花が咲いていました。滋賀県木之本町にて。


ブルーパール
彼岸花より一足先に花を咲かせる園芸品種です。ピンクに水色が乗った微妙な花色です。ホント、この幻想的な色合いを生で見せてあげたい!00.9.9new!
インカルナータ
中国原産の原種の一つで、白地にピンクのスジが入ります。この仲間はオシベやメシベが飛び出るものが多いですが、インカルナータは控えめです。00.9.9new!
アルビフローラ?(白花彼岸花)
白花彼岸花のつもりで買いましたが、小型で開花期も早いので、もしかしたら違うかも。00.9.19up!
スプレンゲリー
ピンク地に弁先が青く染まる原種。弁先の青がとても魅力的で、品種改良の交配親にも良く使われているようです。00.9.19up!
ホウディシェリー
白花彼岸花に似ているが、より白く花の終わりかけには淡ピンクに染まります。開花期もやや早めです。ブルーパールと一緒に5年前に買って、今年初めて咲きました。00.9.19up!
ジャクソニアナ・ロゼ
有名な改良品種で、交配親のスプレンゲリーの影響が強く出ています。今年買ったばかりなので、この品種本来の魅力が発揮されるのは来年以降かな。次に咲くのは何年後なんだろう・・・00.9.19up!
オーレア
ショウキランともいいます。オレンジがかった黄色の大輪種。彼岸花の中でも南の方に自生する種で、この仲間では若干寒さに弱いため、うちでは鉢植えで育てています。00.10.3up!
フォーン
クリームがかった花色が特徴の花。これもブルーパールとともに買って、今年初めて咲きました。00.10.3up!
ラジアータ
これが、元祖彼岸花!秋の彼岸の頃になると、田んぼの畦などでたくさん咲いているのを見かけます。うちにある彼岸花の仲間の中では、とても良く咲く種類のひとつで、日向でも日陰でも毎年たくさん花を付けます。00.10.3up!
アルビフローラ
白花彼岸花として出回っている種です。左の赤い彼岸花とともに毎年20本以上の花茎を出します。ラジアータ(赤花)とオーレア(黄花)の雑種と言われています。
00.10.3up!
薩摩美人
昨年買った園芸品種です。一本だけですが、運よく今年も咲いてくれました。ラジアータ(赤花)よりも白っぽい赤色をしています。草姿はよく似ています。
00.10.3up!
オーレア
左斜め上の品種と同じですが、個体によって差があります。この株はレモン色のさわやかな花です。
00.10.13up!


花が終わって葉が出てきました。彼岸花の仲間には、花が終わるとすぐに葉を出す”秋出葉型”と、2月の終わり頃に葉を出す”春出葉型”があります。どちらも6月頃には葉が枯れ、花が咲くまでは地上部は何もなくなります。これは秋出葉型の普通の彼岸花(ラジアータ)。濃い緑の真中に白い線が一本入った葉が特徴です。